欧米では紫外線関連の体幹・四肢メラノーマが多いが、日本人・東アジア人では機序の異なる末端黒子型黒色腫(ALM)が最多で、メラノーマの約半数を占め足底・手掌・爪に生じる。ALMはホクロ・タコ・水虫・打撲と誤られ診断が遅れやすく予後が悪い。ダーモスコピーでは「悪性は皮丘、良性は皮溝に沿う色素(parallel ridge pattern/斎田アルゴリズム)」が知られるが、ダーモAIは欧米・非足底データ中心で足底・有色皮膚では性能が落ちる。Hiroは皮膚科・外科実習で「足底のホクロを見逃すな」を当事者として学ぶ立場。
足底・爪のダーモ画像から皮丘/皮溝の色素分布・配向・非対称・色構造を定量し、アジア人ALMに較正したモデルを作れば、欧米モデルの死角(足底・有色皮膚での性能低下)を埋め、ALMの見逃しと良性母斑の不要切除を同時に減らせると仮説する。ダーモAI自体は先行しFDA機器もあるが、足底/爪ALMへのアジア人較正+皮丘皮溝の機序的特徴の言語化+較正ギャップの定量は新規。
皮丘・皮溝に沿う微細な色素配列や色構造は人手の記述ではばらつき主観的。画素単位の色素配向・テクスチャと領域別の非対称を再現性高く測り、ドメインシフト(人種・部位)を明示的に較正するにはAIの必然。
「ダーモ像→皮丘皮溝パターン・色素配向→較正した悪性確率と切除/経過観察の推奨」を示し、ALMの早期発見と不要切除の削減を両立する。最終診断・切除は専門医に委ね、本企画は所見の構造化と要精密度の提示に限定。将来は爪甲色素線条や有色人種全般の皮膚がん公平性へ横展開。Hiroは医学生×エンジニアで臨床と画像処理の両面が効く。