自律神経機能(交感/副交感のバランス)は起立性調節障害・倦怠・めまい・心身の不調に関わるが、評価は問診や診察室の能動的起立試験など「点」の計測に依存する。HRVは確立した指標だが、日常の縦断的な揺らぎは測られない。ウェアラブルの心拍間隔から自律神経の状態を客観化する余地がある。睡眠負債・ストレスにさらされる医学生世代は当事者。
心拍間隔の時系列(Poincaré・周波数・エントロピー)と行動・睡眠・起立イベントに時系列AIを当てれば、(1)自律神経バランスを在宅で標準化して可視化し、(2)起立性調節障害(OD/POTS様)を識別し、(3)倦怠・めまい等の不調の悪化を縦断で先読みできる、と仮説。新規性は単発のHRV指標算出(既に高精度)でなく、在宅・縦断・起立応答・不調予測・交絡頑健性に置く。
わずかな心拍間隔の非線形ゆらぎ、起立イベントの自動検出、活動・呼吸・カフェイン・睡眠の交絡、長期の時系列は人手で一貫評価できず、時系列学習でしか標準化・予測ができない。
在宅で測れる自律神経指標と不調予測の妥当性=学会・論文。出口はまず起立性調節障害・自律神経不調の遠隔スクリーニング・受診勧奨の補助(確定診断・治療は医師、起立試験が要る)、心身の不調の縦断モニタ、将来は自律神経からの早期介入。Hiroは自律神経・循環を学ぶ医学生=当事者。