MOCKUP · SPReAD 1000 企画(外観イメージ) #37 · AI for Science/医療テーマ
#37

口は「最も身近で最も放置される」——スマホ口腔内画像から歯肉の炎症をAIで客観化し、口腔炎症と全身疾患を縦断で結ぶ

🦷 oralis.research / oral-inflammation
ORALIS — 口腔内画像から歯肉の炎症をAIで客観化
研究プロトタイプ ・ スマホ口腔内画像から歯肉炎・歯垢を歯別に客観化(ダミーデータ)
口腔内画像 9.4千枚
解析した口腔内画像
9.4千枚
歯肉炎・歯垢の検出精度(対歯科医)
.92
▲ 単画像は既に高精度
口腔炎症悪化の縦断予測(AUC)
.78
全身リスク(糖尿病)連関(AUC)
.71
▲ ここが萌芽の核心
口腔内画像から、AIが歯肉の炎症を歯別に客観化し、口腔炎症指数と全身リスク連関を個別に示す
歯周病の評価は歯科のプロービングやX線に依存し、日常の炎症の推移は測れない。スマホ画像から歯肉の発赤・腫脹・歯垢を客観化する。端末・照明によらない標準化が要。実測ではなくダミー描画。
上顎(前歯 ↑ / 臼歯 横) 下顎(前歯 ↓ / 臼歯 横) 最重症部位 下顎左 臼歯部 AI推定 歯肉炎症スコア(GI相当) 2.1 / 中等度 ▲ 出血点(BOP相当)の上昇を検出 口腔4部位の歯肉炎症(発赤×面積) 上顎 右側炎症 34% 上顎 左側炎症 21% 下顎 左側炎症 41% 下顎 右側炎症 29% 口腔内画像から歯肉の炎症を歯別に客観化し、口腔炎症指数と全身リスク連関を個別に示すイメージ(ダミー描画)
歯肉炎症=発赤 × 腫脹 × 歯垢付着 × 面積
歯肉炎症・悪化に効いた所見 上位(寄与度・ダミー)
1臼歯部・歯間の歯垢/歯石の付着25%
2辺縁歯肉の発赤・腫脹(BOP相当)23%
3歯磨き頻度・時間の低下18%
4下顎前歯部の歯石沈着17%
5喫煙・血糖(HbA1c)等の全身要因17%
↑ 研究コード名「ORALIS」。スマホ口腔内画像から歯肉の炎症を歯別(赤=重)に客観化し、口腔炎症指数と
全身リスク連関を個別に示し、端末・照明によらない標準化をめざした完成イメージ。
歯周病は成人の過半が罹患する慢性炎症性疾患で、糖尿病・心血管・早産と双方向に関連する。だが評価は歯科のプロービングやX線に依存し、日常の炎症の推移は測れない。スマホ口腔内画像に画像・時系列AIを当て、歯肉炎を標準化し悪化と全身連関を縦断で捉える——完成したらこう見える、の外観イメージ。
上限 500万円(直接経費) 学生応募可(医学生=当事者) e-Rad 応募 第2回・2026年6月上旬予定 分野:歯科・口腔/予防 × 口腔内画像AI
🔬 問い・学術的背景

歯周病は成人の過半が罹患する慢性炎症性疾患で、糖尿病・心血管・早産との双方向の関連が知られる。だが評価は歯科でのプロービングやX線に依存し、日常の炎症の推移は測られない。スマホで撮る口腔内画像から歯肉の発赤・腫脹・歯垢を客観化する余地がある。口は医学生にも最も身近な当事者領域

🎯 仮説・新規性

口腔内画像+経過(歯磨き・食事・全身データ)に画像・時系列AIを当てれば、(1)歯肉炎・歯垢を歯別に標準化して客観化し、(2)口腔炎症の悪化を縦断で先読みし、(3)口腔炎症の負荷を糖尿病等の全身リスクと結べる、と仮説。新規性は単画像の検出精度(既に高い)でなく、在宅・縦断・外部一般化・口腔–全身連関に置く。

🤖 AI活用の必然性

歯肉のわずかな色・質感歯垢・歯石撮影端末や照明の交絡、経過の時系列は人手で一貫採点できず、画像・時系列学習でしか標準化・予測・連関の発見ができない。

💰 500万円の使途
  • ① 多様な端末・照明の口腔内画像と歯磨き・全身データの縦断収集と倫理審査
  • ② 歯科医による歯肉炎・歯垢・歯周ステージのラベル付与
  • 検出・縦断・全身連関モデルの開発と計算資源
  • ④ 歯別の炎症マップと根拠を示す説明UIの試作
  • 外部施設での検証・学会発表・プレプリント
📈 期待成果・社会実装(出口)

在宅で測れる口腔炎症指標と全身連関の妥当性=学会・論文。出口はまず歯科の遠隔スクリーニング・受診勧奨の補助(確定診断・処置は歯科医)、糖尿病等の重症化予防への口腔リスクの組み込み、将来は口腔から始める全身予防。Hiroは口腔–全身を学ぶ医学生=当事者

※ 正直な関門:単画像の歯垢・歯肉炎検出は既に高精度(>85%)の報告があるが外部検証で精度が落ちやすく、新規性は精度でなく在宅・縦断・頑健性・口腔–全身連関に置く必要。画像は表層の炎症・歯垢・う蝕は見えても歯周ポケット深さは測れず確定にはプロービング/X線が要る。端末・照明・口腔内アクセスのばらつきが大きい。口腔–全身の因果は交絡が多く相関に留まりやすい。確定診断・処置は歯科の医行為で本企画は補助=SaMD/非医療機器の整理が要る。学生応募可だが所属大学のe-Rad機関登録・承認と倫理審査が前提、第2回の正式日程・公募要領は確定次第確認。
完成イメージ(ダミーデータ)・元アイデア → spread-plans.md #37