MOCKUP · SPReAD 1000 企画(外観イメージ) #35 · AI for Science/医療テーマ
#35

アトピー性皮膚炎の「重症度」をAIで測る——皮膚画像と経過から重症度・増悪・治療応答を客観化し、肌色によらず標準化する

🧴 cutis.research / ad-severity
CUTIS — アトピー性皮膚炎の重症度をAIで客観化
研究プロトタイプ ・ 皮膚画像と経過から重症度・増悪・治療応答を客観化(ダミーデータ)
皮膚画像 8.0千枚
解析した皮膚画像
8.0千枚
各徴候の採点精度(対皮膚科医)
.95
▲ 単画像は既に高精度
増悪の早期予測(AUC)
.80
治療応答の識別(AUC)
.74
▲ ここが萌芽の核心
皮膚画像から、AIが体表の重症度を領域別に客観化し、EASIと増悪・治療応答を個別に示す
アトピーの重症度はEASIで測るが評価者間のばらつきが大きい。紅斑・丘疹・掻破痕・苔癬化と体表面積を客観化する。肌色・照明によらない標準化が要。実測ではなくダミー描画。
前面の体表(模式図) AI推定 EASI(体表面積×重症度) 12.4 / 中等症 ▲ 増悪リスク 高(掻破・乾燥の上昇を検出) 体表4領域の重症度(面積×徴候) 頭頸部面積 8% 体幹面積 22% 上肢(肘窩)面積 31% 下肢(膝窩)面積 26% 皮膚画像から体表の重症度を領域別に客観化し、EASIと増悪・治療応答を個別に示すイメージ(ダミー描画)
重症度=体表面積 × 各徴候(紅斑・苔癬化・掻破・浮腫)
重症度・増悪に効いた徴候 上位(寄与度・ダミー)
1肘窩・膝窩の苔癬化・掻破痕26%
2体幹の紅斑・面積21%
3皮膚の乾燥(ドライスキン)18%
4滲出・痂皮18%
5夜間の掻破行動の増加17%
↑ 研究コード名「CUTIS」。皮膚画像から体表の重症度を領域別(赤=重)に客観化し、EASIと
増悪・治療応答を個別に示し、肌色・照明によらない標準化をめざした完成イメージ。
アトピー性皮膚炎は若年に多い慢性炎症性皮膚疾患で、重症度はEASIで測るが評価者間のばらつきが大きい。皮膚画像と経過に画像・時系列AIを当て、重症度を標準化し増悪・治療応答を個別に予測する——完成したらこう見える、の外観イメージ。
上限 500万円(直接経費) 学生応募可(医学生=当事者) e-Rad 応募 第2回・2026年6月上旬予定 分野:皮膚科・アレルギー × 皮膚画像AI
🔬 問い・学術的背景

アトピー性皮膚炎は若年に多い慢性炎症性皮膚疾患で、重症度はEASI/SCORADで測るが評価者間のばらつきが大きく、経過のモニタも主観的になりがち。皮膚画像から紅斑・丘疹・掻破痕・苔癬化を客観化する余地がある。アトピー・アレルギーは医学生世代に極めて多い当事者領域

🎯 仮説・新規性

皮膚画像+経過(掻破・睡眠・環境・治療)に画像・時系列AIを当てれば、(1)EASIの各要素を評価者間で標準化して客観化し、(2)増悪・掻破の悪化を先読みし、(3)治療(外用/デュピルマブ等)の応答を個別に推定できる、と仮説。新規性は単画像の採点精度(既に高い)でなく、縦断モニタ・増悪予測・治療応答・肌色/照明によらない頑健性に置く。

🤖 AI活用の必然性

紅斑・苔癬化など微妙な質感体表の広がり(面積)肌色・照明の交絡、経過の時系列は人手で一貫採点できず、画像・時系列学習でしか標準化・予測できない。

💰 500万円の使途
  • ① 多施設・多様な肌色の皮膚画像と経過・治療・環境データの整備と倫理審査
  • ② 皮膚科医によるEASIラベルとばらつきの計測
  • 重症度・増悪・治療応答モデルの開発と計算資源
  • ④ 体表マップと根拠を示す説明UIの試作
  • 外部施設での検証・学会発表・プレプリント
📈 期待成果・社会実装(出口)

評価者間で標準化された重症度と治療応答の妥当性=学会・論文。出口はまず皮膚科の重症度モニタ・遠隔フォローの補助(確定診断・治療は医師)、治験エンドポイントの標準化、将来は治療の個別最適化。Hiroはアレルギーを学ぶ医学生=当事者

※ 正直な関門:単画像のEASI要素採点は既に皮膚科医に匹敵する高精度の報告があり、新規性は精度でなく縦断・増悪・治療応答・頑健性に置く必要。肌色・照明・カメラ依存のバイアスが大きく多様な肌色データが不足。EASIのground truth自体が評価者間でばらつく。確定診断・治療は医行為で本企画は補助=SaMD/非医療機器の整理が要る。学生応募可だが所属大学のe-Rad機関登録・承認と倫理審査が前提、第2回の正式日程・公募要領は確定次第確認。
完成イメージ(ダミーデータ)・元アイデア → spread-plans.md #35