腸内細菌叢(マイクロバイオーム)は炎症性腸疾患(IBD)・大腸がん・代謝疾患・C. difficile感染などと関連し、便という非侵襲検体で測れる。だが研究の多くは単一コホートで高精度でも別コホートで再現しない。腸疾患・抗菌薬適正使用は医学生が消化器・感染の実習で必ず触れる当事者領域。
便メタゲノム(菌の組成・代謝経路)に組成データ対応+交絡補正+説明可能AIを当てれば、(1)疾患群を別コホートでも再現して層別化でき、(2)どの菌・経路が頑健な信号か(コホート由来の偽信号と区別)を示せ、(3)食事・薬・地域の交絡を補正できる、と仮説。新規性は精度自慢でなくクロスコホート再現性・交絡補正・頑健な信号の同定に置く。
数百〜数千次元の組成(合計1の制約)・非線形な菌間相互作用は人手では読めず、バッチ効果・交絡の補正も学習ベースが要る。コホート横断で頑健な信号を選ぶのは機械学習でしかできない。
同一コホート↔別コホートのAUC差+頑健な信号の妥当性=学会発表・論文。出口はまず腸疾患(IBD・大腸がん)の非侵襲な層別化・モニタの補助(確定診断は内視鏡等)、将来は抗菌薬・食事介入の層別化。Hiroは消化器・感染を実習で学ぶ医学生=当事者。