脳は一様には老いない。どの領域が・どんな順序で・どれだけ個人差をもって萎縮・変化するのか、実年齢と「脳の見た目年齢(脳年齢)」のズレ(脳年齢ギャップ)が、認知機能の低下や神経変性・生活習慣とどう結びつくかは未解明。脳年齢ギャップは健常と軽度認知障害を分ける識別力が報告されるが、(1)単一の脳年齢値でなく「どの領域が老けたか」を地図化できるか、(2)装置・施設をまたいで一般化(ハーモナイズ)できるか、(3)根拠を解剖の言葉で説明できるか、は途上。脳画像・神経解剖は医学生が学ぶ領域で、認知症は超高齢社会の国家課題。
構造MRIから脳年齢を推定し、その誤差(ギャップ)と領域別の老化パターンが、認知機能・生活習慣・将来の神経変性リスクと対応すると仮説。新規性は、(1)単一の数値でなく「領域別・パターン別の老化マップ」を可視化、(2)装置間ハーモナイゼーションで日本人コホートへ一般化、(3)説明可能性(どの領域が脳年齢を押し上げたか)。
微細で広範に分布する萎縮・信号変化は人手では定量できない。3D CNN等でしか、領域横断の老化パターンと年齢の対応、ギャップと臨床の結びつきは学べない。
脳年齢と領域別の老化マップの実証と、説明可能な可視化UIの試作。出口は脳ドック・認知症リスクの層別化の補助、そして生活習慣介入の「効果指標」としての脳年齢ギャップ。Hiroは脳画像・神経解剖を学ぶ医学生=当事者。