MOCKUP · SPReAD 1000 企画(外観イメージ) #16 · AI for Science/医療テーマ
#16

「むせない誤嚥」を捉える——頸部の嚥下音・喉頭運動からAIで不顕性誤嚥と嚥下機能を解明する

🥄 deglu.research / swallow
Deglu — 嚥下を音と動きで読む
研究プロトタイプ ・ 頸部の嚥下音と喉頭運動を解析(ダミーデータ)
解析した嚥下 4.8万回
解析した嚥下
4.8万回
不顕性誤嚥 検出感度
84%
▲ むせ無しを検出
嚥下時相 一致率(κ)
0.79
誤嚥性肺炎 3ヶ月予測
AUC.80
1回の嚥下を時相に分解し、誤嚥イベントを検出
頸部の嚥下音(音響)と喉頭挙上(運動)をAIが解析し、口腔期→咽頭期→食道期に分解。むせを伴わない誤嚥の候補をフラグ。実録音ではなくダミー描画。
口腔期 咽頭期 食道期 喉頭挙上(運動) 嚥下音(音響エネルギー) 嚥下音 不顕性誤嚥の疑い 嚥下後の異常音+誤嚥後吸気 時間 → 嚥下音(音響)+ 喉頭挙上(運動)を時系列でAI解析
喉頭挙上(運動) 嚥下音(音響) 誤嚥イベント 口腔 → 咽頭 → 食道 の時相
誤嚥リスクに効く嚥下サインの寄与 上位
1喉頭挙上の遅延・低下(運動)27%
2嚥下後の咽頭残留を示す音23%
3嚥下と呼吸の協調の乱れ(嚥下後吸気)19%
4嚥下音の二相性・持続時間の異常17%
5むせ反射を伴わない誤嚥(不顕性)14%
↑ 研究コード名「Deglu」。頸部の嚥下音と喉頭運動から嚥下を時相分解し、
むせを伴わない不顕性誤嚥をAIで検出した完成イメージ。
誤嚥性肺炎の多くは「むせない誤嚥」から起きる。頸部の嚥下音と喉頭の動きから、不顕性誤嚥と嚥下機能をAIで客観化し、嚥下を口腔→咽頭→食道期に分解して可視化する——完成したらこう見える、の外観イメージ。
上限 500万円(直接経費) 学生応募可(医学生=当事者) e-Rad 応募 第2回・2026年6月上旬予定 分野:耳鼻科・嚥下リハ × 生体信号
🔬 問い・学術的背景

誤嚥性肺炎は日本人の死因上位で、その多くは「むせない誤嚥(不顕性誤嚥)」から起きる。現状の客観評価は嚥下造影(VF=被曝)・嚥下内視鏡(VE=侵襲)で、専門医・施設に依存し、ベッドサイドや在宅での非侵襲スクリーニングは空白。頸部聴診は古くからあるが主観的で、不顕性誤嚥はそもそも聴き分けにくい。みんこく非依存・実習や高齢者医療で誤嚥に出会う医学生=当事者性が効く独立テーマ。

🎯 仮説・新規性

頸部の嚥下音(音響)と喉頭挙上(運動)を同時記録し時系列AIを適用すれば、(1)1回の嚥下を口腔/咽頭/食道期に自動分解でき、(2)むせを伴わない誤嚥イベントの音響・運動シグネチャを検出でき、(3)とろみ・食形態ごとの嚥下機能を客観スコア化できる、と仮説。海外で嚥下「検出」自体は示されたが、不顕性誤嚥の同定+日本の嚥下調整食(とろみ)文脈+解釈可能な時相分解は未確立。

🤖 AI活用の必然性

不顕性誤嚥の手がかりは微弱で時相が複雑、人の聴覚では判別に限界がある。音響+運動の多変量時系列から、人に聞こえない誤嚥シグネチャと嚥下の時相構造を取り出すにはAIが必須。

💰 500万円の使途
  • ① 嚥下音・運動データとVF/VE基準ラベルの連携・倫理審査・匿名化
  • ② 言語聴覚士・嚥下専門医によるアノテーション
  • ③ GPU/API(時系列・音響モデル)
  • 嚥下時相 可視化ダッシュボードの試作
  • ⑤ 学会発表・プレプリント公開
📈 期待成果・社会実装(出口)

嚥下時相↔誤嚥リスクの対応+日本の食形態別ベンチマーク=学会発表・論文。加えて在宅・施設・急性期での非侵襲スクリーニングや、嚥下・誤嚥性肺炎の教育の土台。Hiroは実習で嚥下障害・誤嚥性肺炎に出会う医学生=当事者

※ 正直な関門:基準のVF/VEは施設・専門医依存でラベル収集が高コスト、不顕性誤嚥は基準検査でも判定が割れ「正解」自体が揺れる。とろみ・食形態・体位・年齢で嚥下動態が大きく変わり標準化が難しい。音響は周囲雑音・マイク位置に弱く再現性が課題。医療機器/プログラム医療機器としての主張は薬機の整理を要する。学生応募可だが所属大学のe-Rad機関登録・承認が前提、第2回の正式日程・公募要領は確定次第確認。
完成イメージ(ダミーデータ)・元アイデア → spread-plans.md #16